
海でも森でも大きな景色を楽しむのもひとつだけど、僕はその中の小さな場所にいろいろなものを見つけるのが好きで、それらを覗くことでフィールドを歩くときの醍醐味を感じます
普通の人なら素通りしてしまうような木の幹、岩陰、水溜り・・・そんなところには実はいろいろな生き物が隠れていて、でも一見あまりよく見えません。でもよく見てみると隠し絵というか騙し絵のように徐々にいろいろな生き物達や、彼らの世界が見えてきて、慣れてくると目ざとく発見できるようになります。
インタープリターとしてはそれらを僕から見つけるだけでなく、お客さんに見つけてもらい、さらにそれを解説(通訳)するのが嬉しい瞬間です。1本の木の小さな箇所だけでもものすごく大きな世界があったりして、たまには夢中になって発見や通訳の連続で思いっきり時間をかけてしまいそうになります(さすがにツアーではそれは時間的にまずいので先を急ぎますが)。でもお客さんにもそのようなたくさんの小さな生き物達や彼らが隠れている小さな世界が、そのフィールドのパズルの1ピースになっているというのを感じてもらえるだろうし、ただ綺麗な場所に行って遊んで帰るという過ごし方とは自然の見え方が大きく変わってきて面白いです。この見え方をすればみんなポイ捨てなんかしないのになぁ・・と思ったりします。
でも今日は拾ったゴミの数よりも見つけた生き物の種類の方が多くてちょっと嬉しかったです。
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僕が案内する自然体験ツアーです。→自然体験「モンパの木」