沢の下見に行ってきました。



人は自分以外誰もいなくて、聴こえてくるのは自然の音。そして回りにいるのはすべて自分とは違う種類の生き物たちです。
僕が求めている自然の中に入る時間はまさしくこういう空気で、お客様にもそれを味わってもらいたいと思っています。
しかし、ツアーとして分かりやすいオチが付いている場所(最後に絶景が待っているような)は、ツアーとして簡単にお客さんに喜んでもらえるので、他の業者さんも同じように利用するようになるし、割とアクセスもしやすい沖縄本島のフィールドですので、そういう「オチ」だけを楽しみたいという観光客の方は場所さえわかればガイドツアーに参加するのではなく自分たちで行くような人も増えていき、SNSなどであっという間に広がり、しまいにはそこは人でいっぱいになってしまって、もうこんな静かな自然の雰囲気はなくなって、いまこの記事を書いている、うちの事務所あたりよりも全然人だらけになってしまうという・・・・ター滝とか、青の洞窟とか。もうそんな人だらけの場所は、僕としては僕が表現したいツアーの場所としては難しいです。特に森に関しては、人がいっぱいになってくると、そこに存在していた森の「気」というか、独特の空気感が完全に抜け出てしまっています。
そういうこともあって、僕がお邪魔しているエリア、特に沢に関しては、全く無名で、分かりやすいオチもなく、絶景もありません。そういう場所を歩いています。他のショップさんの多くはみんなオチが分かりやすい同じような場所を使っているようですが、僕はそういう人がこれからドンドン増えていくような場所は入りたくないし(かつては人がいないそういう場所を使っていたこともありましたが、業者が増えてきた時点で行くのをやめました)、なんだか自然に申し訳ないので。
僕がツアーでお邪魔させてもらっている場所たちは恐らく普通の人が行っても面白く無いでしょう。また普通のガイドさんも同じように面白いツアーを組むことは難しいでしょう。だからこれらの場所に自分たちで行ってみようと言う一般の観光客の方は恐らく出てこないと思います(生き物がたくさんいればいいという方はたとえその場所が面白くなくても、生き物採取ができればいいのだからそこにまた自分たちだけで行こうと思う方もいるかも知れませんが、そういうことが目当ての方は僕のツアーには参加しないでください。お断りします)。自信過剰に聞こえるかもしれませんが、これらの場所は僕と行くから面白い場所であると思っています。逆にそういう場所であるからこそ、絶景ではあってもにそこにいる生き物といえば人がメインになってしまっているような場所にはない素晴らしい自然が息づいています。一般の人が気づかない、そういう森の魅力を通訳して伝えるのが我らガイドの腕の見せ所だと思います。
誰が見ても綺麗だったりダイナミックだったり面白かったりするものは通訳する必要もないし、逆に「もうガイドさんなしでいいや」となってしまうかもしれません。自然が本土と違う魅力が多いからこそ、そういう誰が見てもわかる自然の魅力にガイドが甘えてしまっていないでしょうか?だから同じ場所にばかり促成栽培のように同じツアーが乱立していくのではないでしょうか。ガイドは自分のインタープリテーションの力と、自分が沖縄で発見したり感動した自然たちをうまく結びつけてより新しく良いツアーを作っていくべきだと思います。僕はそのスタイルでいるので、今後同業者になる予定だったり、すでに業者に所属するスタッフがツアーの内容を把握することが目的で一般客になって黙ってツアーに参加するという行為はうちではお断りしております(もしやるならよそのお店でお願いします)。ツアーは自ら何度も経験を重ねて作っていくものです。
僕は、子供の頃からハンターである父について本土の色々なフィールドへと猟犬とともについていきました。
野鳥や動物たちが生息する森の偉大さや、生き物たちの命の多さに感動しました。またそれらの命を頂く大切さも学びました。
そういう多くの生き物たちの豊かさを感じた自然は、同じように特に絶景でもなく、面白みのない、一般の人なら2度は行かないような場所でした。しかし、父はそういう場所だからこそ多くの生き物がいることを知っていて、たくさんの秘密の場所を持っていたのです。
父の遺伝子を受け継いでいるからか、僕もいくら素晴らしい滝がなくても、小さな川であっても、あの時に感じた独特の気が残っているような場所が好きです。
ということで、僕のツアーは大きな見どころがある場所は少ないですが、僕とともに歩くことで気づく発見はたくさんあるかと思います。自分のスタイルは恐らく誰も真似ができない、唯一のものだと思いますので、これからも長く自分のスタイルを継続させていくためにもあまり大きな宣伝をせず、マイペースで続けていこうと思います。



人は自分以外誰もいなくて、聴こえてくるのは自然の音。そして回りにいるのはすべて自分とは違う種類の生き物たちです。
僕が求めている自然の中に入る時間はまさしくこういう空気で、お客様にもそれを味わってもらいたいと思っています。
しかし、ツアーとして分かりやすいオチが付いている場所(最後に絶景が待っているような)は、ツアーとして簡単にお客さんに喜んでもらえるので、他の業者さんも同じように利用するようになるし、割とアクセスもしやすい沖縄本島のフィールドですので、そういう「オチ」だけを楽しみたいという観光客の方は場所さえわかればガイドツアーに参加するのではなく自分たちで行くような人も増えていき、SNSなどであっという間に広がり、しまいにはそこは人でいっぱいになってしまって、もうこんな静かな自然の雰囲気はなくなって、いまこの記事を書いている、うちの事務所あたりよりも全然人だらけになってしまうという・・・・ター滝とか、青の洞窟とか。もうそんな人だらけの場所は、僕としては僕が表現したいツアーの場所としては難しいです。特に森に関しては、人がいっぱいになってくると、そこに存在していた森の「気」というか、独特の空気感が完全に抜け出てしまっています。
そういうこともあって、僕がお邪魔しているエリア、特に沢に関しては、全く無名で、分かりやすいオチもなく、絶景もありません。そういう場所を歩いています。他のショップさんの多くはみんなオチが分かりやすい同じような場所を使っているようですが、僕はそういう人がこれからドンドン増えていくような場所は入りたくないし(かつては人がいないそういう場所を使っていたこともありましたが、業者が増えてきた時点で行くのをやめました)、なんだか自然に申し訳ないので。
僕がツアーでお邪魔させてもらっている場所たちは恐らく普通の人が行っても面白く無いでしょう。また普通のガイドさんも同じように面白いツアーを組むことは難しいでしょう。だからこれらの場所に自分たちで行ってみようと言う一般の観光客の方は恐らく出てこないと思います(生き物がたくさんいればいいという方はたとえその場所が面白くなくても、生き物採取ができればいいのだからそこにまた自分たちだけで行こうと思う方もいるかも知れませんが、そういうことが目当ての方は僕のツアーには参加しないでください。お断りします)。自信過剰に聞こえるかもしれませんが、これらの場所は僕と行くから面白い場所であると思っています。逆にそういう場所であるからこそ、絶景ではあってもにそこにいる生き物といえば人がメインになってしまっているような場所にはない素晴らしい自然が息づいています。一般の人が気づかない、そういう森の魅力を通訳して伝えるのが我らガイドの腕の見せ所だと思います。
誰が見ても綺麗だったりダイナミックだったり面白かったりするものは通訳する必要もないし、逆に「もうガイドさんなしでいいや」となってしまうかもしれません。自然が本土と違う魅力が多いからこそ、そういう誰が見てもわかる自然の魅力にガイドが甘えてしまっていないでしょうか?だから同じ場所にばかり促成栽培のように同じツアーが乱立していくのではないでしょうか。ガイドは自分のインタープリテーションの力と、自分が沖縄で発見したり感動した自然たちをうまく結びつけてより新しく良いツアーを作っていくべきだと思います。僕はそのスタイルでいるので、今後同業者になる予定だったり、すでに業者に所属するスタッフがツアーの内容を把握することが目的で一般客になって黙ってツアーに参加するという行為はうちではお断りしております(もしやるならよそのお店でお願いします)。ツアーは自ら何度も経験を重ねて作っていくものです。
僕は、子供の頃からハンターである父について本土の色々なフィールドへと猟犬とともについていきました。
野鳥や動物たちが生息する森の偉大さや、生き物たちの命の多さに感動しました。またそれらの命を頂く大切さも学びました。
そういう多くの生き物たちの豊かさを感じた自然は、同じように特に絶景でもなく、面白みのない、一般の人なら2度は行かないような場所でした。しかし、父はそういう場所だからこそ多くの生き物がいることを知っていて、たくさんの秘密の場所を持っていたのです。
父の遺伝子を受け継いでいるからか、僕もいくら素晴らしい滝がなくても、小さな川であっても、あの時に感じた独特の気が残っているような場所が好きです。
ということで、僕のツアーは大きな見どころがある場所は少ないですが、僕とともに歩くことで気づく発見はたくさんあるかと思います。自分のスタイルは恐らく誰も真似ができない、唯一のものだと思いますので、これからも長く自分のスタイルを継続させていくためにもあまり大きな宣伝をせず、マイペースで続けていこうと思います。