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Ryu

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自然から学ぶ

台風が本土に向かうことが多い今年ですが、ニュースを見ていて沖縄に台風が来る時のニュースと違うと感じるのは、強風や大雨が直撃しているというのに、風で裏返しになった傘をさして吹き飛ばされそうになりながら街を歩いているサラリーマンや、無理やり日常生活をしようとする人達がたくさん出てくることです。もちろん、人命に関わるお仕事の方や、止めることができない活動をされている方は分かりますが、あのように全身ずぶ濡れになって身の危険もある中、果たしてそこまでしてその日やらねばならないものがあるのだろうかと思います。

沖縄では暴風域に入る際は、救急医療機関は別として学校や企業など殆どがお休みとなり、台風が過ぎ去るまで安全な室内で過ごします。
それが、本土に来る台風よりも数段強力で長時間暴風域から抜けないという状況であっても、沖縄では死者・行方不明者が殆ど出ない理由の一つなのでしょう。

そんな我々のように安全な室内で過ごすことができない野生の生き物たちを見ると、やはり大雨のときや台風のときは姿がほとんど見えなくなります。しかし、嵐が去った次の日にはまた姿を表します。ちゃんと安全な場所で嵐が去るのをじっと待っていたんでしょう。嵐の日に餌を探して飛び回ったりする鳥や、あるきまわる野生動物なんていませんよね。そういう意味でも、沖縄の台風に対する姿勢は自然の力を認め、それが去るまで待つという、自然の一部としてのスタイルであり、都心の、どんな嵐でも日常生活を通そうとするスタイルは自然界では有りえません。
しかし、今の大都市では、台風もすぐに去るし、そんな数時間のために仕事に穴を開ける訳にはいかないというスタイルなのかもしれません。しかし、最近のようにこれまでの常識とは違う天候が起こるようになったからには、そろそろ嵐が去るのを待つということの大切さ、自然の生き物たちが身につけているスタイルから学ぶべきではないかと思います。自然も変わりました。人間も変わるべきです。

自然から学ぶといえば、子育てについても我々と同じ恒温動物である哺乳類や鳥類たちは、子を守るということだけでなく、独り立ちして厳しい世界で生きていけるよう、時には厳しく接します。ただ守るだけで、何でもかんでも親がしてあげていたら、体は独り立ちできるくらい大きくなったとしても、厳しい世界では生きてくことができないのです。近頃、いろいろな場所で、ただ子を守ることしかできていないんじゃないか、生きていくための常識を何も教えていないんじゃないかと心配になる親を見ますが、同時にそんな親に育てられている子達は将来苦労するだろうなと、気の毒に感じます。

人間は文明を持つ唯一の生き物ですが、ルーツは他の生き物と同じです。どんなにこれから文明を発展させていったとしても、自然の一員であるということからは抜け出すことができません。だからこそ、自然から学ぶことを忘れず、原点回帰という意味でも他の生き物たちの、人間生活からは見えにくくなった芯の部分を見て思い出すべきだと考えています。

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