
今年もあと1ヶ月。これほどまでにスローライフなのに早く感じるのはなぜ?とりあえず早くも気持ちは来年に向いている感じだ。今年は引越しなどでバタバタしたけど、来年はまた公私共に活動の範囲を広げていこうと思っています。とりあえずは98年からずっと続けていた「We are Tom Sawyer」のサイトから僕の個人サイトはこのブログに完全移行しました。これからはモンパの木での活動をメインに、来年からはクリーンアップなどの活動もさらに幅広く行っていきたいです。福岡で活動していた頃からのタイムカプセルとしてそのまま残しておきたいと思います。
今朝は名護岳にある公園の遊歩道を散歩した。家から近いので時々散歩するのだが朝の爽やかな空気に包まれて歩く森は快適だ。駐車場付近に来ると、猫が3匹近づいてきて目の前にちょこんと座った。この猫達は捨てられた猫で、公園の掃除係の人がエサをあげているようだ。僕がエサの時間近くにちょうど来たから喜んでやってきたのだろう。
沖縄では、山に捨てられる犬や猫が多い。そのような場所には同じく生活ゴミなどの不法投棄も目立つ。美しい森と、眼下には色鮮やかな海が広がるこの場所に、命ある生き物をゴミと同じような扱いで目立たない場所に隠すように捨てていく人がいる。残念なことに捨てているのはこの町に住む人だろう。彼らはポイ捨てしたゴミがこのあとどうなるのか考えたことがあるのだろうか。捨てられた命がこのあと生きる為にどうしていくのか考えたことがあるのだろうか。
沖縄にはアメリカや国や県が関係した複雑で難しい問題で失われそうな自然もある。でもポイ捨てや捨て猫などによる自然荒廃は、一人ひとりがモラルを高めるだけで大いに改善できることだと思う。とはいうものの、簡単なことだからこそ人々が気づかない難しさがあるのかもしれない。
猫達が僕の方をじっと見つめていた。なんだか、エサに期待して見つめているだけのように思えなかった。僕達はもっと気づかないといけないことがあるはずだ。そして一人でも多くの人にそのことを気づいてもらう機会を作っていくことが、僕達の役目なのかもしれない。