
今日は久しぶりに道の駅おおぎみに立ち寄ってみた。するとお店の端に小さなオリみたいなかごがあって、中を見るとなんと大きなヤシガニがいた。お店のおばちゃんにどこで捕まえたのかきいてみると、どこかの離島で捕まえたようだ。それにしても大きい。子供の頭ほどはあったからおそらく20年くらい生きている可能性がある。
でもこのオリの横に「ボイルしてすぐに食べれます」という札が・・・。こいつは遅かれ早かれ食べられる運命のようだ。ここまで大きくなってから捕まって、生まれた島から離れたところの小さなかごに入れられて最後は食べられてしまうのか。それは、魚屋さんに売っている魚もカニも同じことだと思うけど、この大きな体になるまで何十年もどこかの小さな島の森で静かに過ごして、波の音と綺麗な島の海をずっと長い間感じ続けてきたであろうこのヤシガニをみると、なんとなく特別にかわいそうに思えた。
この後すぐにツアーだったので程なくして道の駅を後にしたけど、あのヤシガニは3連休の間にどうなるのかなぁ。買い取る場合いくらくらいなのかな。買い取ってヤシガニが捕まった島に逃がしに行ってみるってのはどうだろうと一瞬考えたりしてみた。きっとそんなことをいったらお店のおばちゃんは変わり者だと思うだろうな。
絶滅危惧の状態にある日本のヤシガニ。たくさん生息しているオカヤドカリは天然記念物だけど、この生き物はそうじゃない。そういえば、ずっと前に環境省のホームページからこの点について意見を述べたことがあったなぁ。返事はなかったけど。。
これからもこの生き物にとっては生きるに厳しい時代が続くと思う