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Ryu

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いただきます

先日ツイッターでも書きましたけど、少し前に映画「やぎの冒険」を見てきました。

舞台挨拶の様子。監督は14歳の仲村颯悟くん(中央)です。右は吉田妙子さん。

とても14歳とは思えない落ち着いた話しぶりで、映画が始まる前から感心してしまいました。
映画のときは大人のようで、オフのときはやはり中学生といった、そんなところが彼の人気のあるところかもしれません。上映前から監督は子供たちに大人気でまるで正義の味方のヒーローのようでした。

映画はというと、今帰仁の見慣れた集落や海岸がロケ地だったこともあり、なじみやすかったです。途中まではとても分かり易いシンプルな展開。笑いあり、涙あり、そして冒険あり。僕が冒険を始めた頃の、あのトムソーヤーの冒険のような、まさにあの頃の雰囲気もあって懐かしかったです。飾らないそのまんまの沖縄が描かれていました。そして大人ではない10代の監督だからこそ描写できた、何か懐かしいというか不思議な空間に引き込まれる2時間でした。そして終盤は・・・これは子供たちに理解できたでしょうか。そこには明快な答えは恐らく用意されていないのだと思います。映画を見た人それぞれによって違ったように見える、みんなで結末がどうなったのか考える終わり方でした。

沖縄ではヤギを食べる習慣があります。それは伝統として受け継がれてきて、沖縄県民の命をつなぐための貴重なものだったこともあるでしょう。今でもヤギはお祝い事などで食べられています。しかし、中にはヤギが苦手で食べない人もいるでしょう(僕もそうです。今の時代は増えていると思います)。さらにはヤギに限らず動物を殺して肉を食べるなんてという、野菜食中心の生活をされている方もいらっしゃるかと思います。それらそれぞれの立場の人が同じスクリーンを見ると、きっとそれぞれ違った結末に見えるような終わり方だと思います。。それが深いです。

しかし、この映画で間違いなく再確認させてもらったことは、「僕たちの命は他の生き物の命を頂いた上にある」ということ。菜食主義の方でもこれからは逃れることはできません。植物も命ある存在です。

僕の大好きな日本語のひとつは「いただきます」なのですが、これこそまさにそういう意味です。どのような食生活においても、その「命を頂きます」という感謝の気持ちを忘れてはいけないと思います。

豊かになった今、多くの人々は食材を買うときや調理をするとき、もしくは日常生活で命を頂く証を感じることをしなくても良いようになってきました。それは便利で楽ですが、同時にそのことが頂く命や自然に感謝や畏敬の念を持つことを忘れさせて行ったのかもしれません。60億人を超えた僕たち人間(特に先進国の人々)がそれを忘れることはとても心配なことでもあります。

この映画は生きる為に命を頂くことを教えてくれているような気がします。お子さんにも大人にも、是非親子で見て欲しい映画です。
仲村颯悟くんの、本当に心から映画のことを好きに思う気持ちがいっぱい詰まった映画だと思います。

沖縄県内では反響もすごいことになっていますが、あまり大人がプレッシャーをかけることなく映画が好きな素直な気持ちでこれからも育って欲しい監督です。

映画やぎの冒険オフィシャルサイト

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