
台風27号も過ぎてすっかりいい天気になったので、海岸に行ってみた。天気は良くても海の風と波は強くて、人は誰もいない。今日はカヤックも中止になってしまったんだけど、浜を歩くだけならとても気持ちいい天気だ。
気持ちいいだけでなく、嵐の後の海は色々なものが流れ着いていて、面白いものが流れ着いていないか探すのは面白い。でも、今日の漂着物の量には唖然としてしまった

大きなタイヤから外国のペットボトルまで色々なものが流れ着いていた。この浜だけでこんなに流れ着いているとしたら海には一体どのくらいのゴミが漂流しているんだろう・・・
自然のものももちろんたくさん流れてきていて、ヤシの実やゴバンノアシというまさに碁盤の足のような木の実、モダマ(イルカンダよりももっと大きな豆)などが漂着していた。
こういう漂着物を見ていると、いつも何百年も前の海で漂着物探しをしてみたいと思う。その浜には恐らく今のような大量なゴミはなくて、自然のものがほとんどだったと思う。でもその中に時々見たこともない人工物が流れ着いたりして。その漂着物を手にしたときに遠い国の存在に気づき、それに思いを馳せたり、その漂着物がその地区に新しい文化を芽生えさせたり・・・・海の風や波が一度起こればそれは文化や民族の1歩となり、長い時間をかけてある場所に到達するという感じで、世界はゆっくりと動いていたんだろうな。
そんなゆったりした広大だった世界を想像していると目にはいった大量の現代のゴミで目が覚めてしまう。そうそう、ゆったりしてられないんだった。今日は年賀状の干支の鳥を漂着物で作るために来たんだった。師走はやっぱりあわただしく、早々と過ぎ去っていくのかな・・・といっても僕は相変わらずスローライフなんだけどね